「じゃぁ次何する?」

「カラオケー!!」

「またかよー」

「いいじゃん!ねー歌って歌って
歌ってぇ〜っ!!

「分かった、分かった、分かりました!

困った顔しながらも、目に付いたカラオケボックスに向かってくれる。
名前を書こうとしたから慌ててその手を止めて、あたしが名前を書く。
誰も気付かないと思うけど、もし誰か気付いて、歌ってるの邪魔されるのは嫌だもん。
お約束の言葉を聞いて、部屋に案内され、ドリンクを選んで電話する。

「おー、新しいの結構入ってるじゃん。」

「ね?ね?ちょぉっと歌いたい気になって来るでしょ?」

「って、最初からオレに歌わせるつもりだった人が何言ってんの?」

べしっと頭を手で叩かれるけど、全然痛くない。
えへへ〜と笑いながら、届けられたドリンクを受け取り、店員さんが外に出たのを確認する。

「で、何を・・・」

「トラブルメーカー!振り付きで!!

「はぁ!?」


いっえぇ〜い!!

「・・・テンションたっか!!

「それが駄目ならヒノエの新曲!」

「入ってる訳ないじゃん。」

独特の笑い方で笑ってる彼の前に、新譜のページに載っていた曲名を指差す。

「えぇ!?」

驚いてメガネがずり落ちそうになった直ちゃんに、にっこり笑顔でこう言った。






――― 
うたって





BACK



■して欲しい10のお題■うたって
すみません、これに関してはいずれ他キャラで書き直しますっ!
なので、それまでの場繋ぎとしてUPさせて下さい。
ホントここまで好きになってこんなのやり始めたらヤバイって(汗)
ナマモノ苦手な方は 絶対 通り過ぎて下さいね!
反転して読めるのは裏とかそういうのじゃないですからねっ!!