ボクの後について迷宮を歩いていた彼女に差し出す。
「やるケロ。」
箱とボクを見比べてどうすればいいか分からないと困惑している彼女に、もう一度声をかける。
「いいから受取るケロ!」
半ば無理矢理手に押し込むように手渡し、満足気に一歩後ろに下がった。
「きっと似合うケロ。」
わざわざボクがこの寒い中、眠い目を擦りながら買いに行ったんだから絶対似合うはずケロ・・・というか、似合わないはずがないケロ。
このJoy三郎記念 聖ラ・フォーレ病院へ通じる迷宮を、いつもいつも通る可憐な彼女。
君はボクの女神となるべき人だと、初めて会った時、すぐに分かったケロ。
その証拠に、君はいつもいつもここを通る時、ボクに声をかけるケロ。
そして決定的だった、バレンタインのあの日。
君は笑顔でチョコをくれたケロ。
それは・・・求愛のしるし・・・。
だから、この贈り物はボクに求愛してくれた君への返事なんだケロ。
「だから、待ってるケロ。」
すぐに君を迎えに行くから、他の誰にも捕まっちゃ駄目ケロよ。
ボクのような美少年の隣に立てるのは、君のような可憐な女神だけなんだケロからね。
ホワイトデーのお返しは、眠りから覚めて
■ホワイトデー2007■ 眠りから覚めて ケロユキ(S.S.D.S.)
イロモノばかりを書いてるつもりはないんですが・・・ケロユキです、黄色いカエルです。
美少年の方じゃ間違ってもありませんっっ!!
・・・私はあの黄色いカエルが大好きなんですよぉ・・・。
という訳で、Joy三郎記念 聖ラ・フォーレ病院へ行く為の迷宮の中にいるケロユキでした。
チョコが求愛だとかは完全に私の捏造ですから。
ちなみにケロユキの女神は、チョコは義理チョコで渡していますのであしからず。