彼女へのお返しに何を買おうか色々考えてたけど、キヌばっちゃんの手伝いをしてたらあっという間にホワイトデー当日。

「あぁもぉ・・・どーしよぉー」

財布の中身は詰まってるけど、彼女がくれた喜びはこんな紙切れじゃ意味がない。

「Joy華楼飯店に予約入れて満願全席ご馳走すれば・・・って、駄目だぁ〜・・・彼女食細いんだ。」

今から街に出て、アクセサリーでも・・・

「って、言っても僕・・・流行のアクセサリーって分からないし。」

それに彼女、そういうキラキラしたものじゃなくて、自然の綺麗な物が好きなんだもんな。

「うぅ〜・・・あーもぉーどーしよぉ〜・・・」

先輩達に相談して・・・って、駄目だ。
彼女の事、相談ばっかりしてたら男として駄目だ!
あ、それじゃあとし子のぶ子さんに相談・・・・・・したら、人として駄目な気がする。

そんな時、ふと目に付いたテレビのニュース。

「これだ!」

慌てて携帯電話を手に取り、彼女へメールを打つ。
そしてすぐに荷物をまとめると、家を飛び出した。





自然が大好きな君への贈り物は・・・ホワイトデーの夜に見られる流星群。
Joy山の頂上で、一緒に見よう。
勿論、そこまでは僕が背負って行くから・・・僕に任せて!





ホワイトデーのお返しは、恋の流星





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■ホワイトデー2007■ 恋の流星 新田和人(S.S.D.S.)
新田くんは意外と稼いでると思うんですよ。
更にあんまりお金使ってない・・・気がするので財布の中身はきっといっぱい入ってる、はず。
でもお金じゃなくて、一生懸命考えて考えて贈るプレゼントはきっと自然な物だろう・・・という夢を詰め込んで書いてみた(笑)