「こちらをどうぞ。」

ベンチに座っている彼女へ、小さな包みを差し出す。

「今日はホワイトデー、でしたよね。」

驚いたような顔をして、両手で包みを押し返す。

「大したものじゃないと言われても、俺にとっては・・・とても嬉しいものだったから。」

あの日、頬を真っ赤に染めながら差し出してくれた君の姿を、今でも鮮明に覚えている。
そして、その手を取った時の喜びは、今も・・・この胸を温かく包み込んでいる。

「だから、受取って下さい。」

困惑半分、喜び半分。
そんな彼女の姿を見ているのが自分だけ、というのがとても心地良い。



やがて、彼女が遠慮がちに俺の手から包みを受け取り、小さく礼を告げた。

「俺の方こそ、ありがとう・・・それから・・・」





そっと抱き寄せ、君だけに囁こう

――― 愛している、と






ホワイトデーのお返しは、君だけに





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■ホワイトデー2007■ 君だけに ウェラー卿コンラート(今日からマ王)
っていうか、この人の口調が分かりません(きっぱり)
なんとなぁ〜くこんな感じだったっけ〜?という素敵うろ覚えで書かせて頂きました。
ってか、そんな状態なら書くなよって感じですね(笑)
取り敢えず・・・ディナーショー行ったし、アレ歌ってもらったしって事で。