「・・・キチンとに渡せ。いいな?」
「うん!分かった!!じゃぁ行ってきまーす!!」
が来ている事を知った俺は、悟空にある物を預けアイツラの家に向かわせると窓辺の椅子に深々と腰掛けた。
机の引き出しを開けてタバコを取ろうとした時、ふとに貰った物についていたリボンが2本入っているのに気づいた。
「・・・ったく、何でこんな・・・」
取り出して側にあるゴミ箱に入れようとして、何故かその手がピタリと止まった。
悟空が勝手に入れたものをただ捨てるだけなのに、何を躊躇うのか・・・。
そのリボンは先月、悟浄達が自ら任務を受けに来た時ついでに持ってきたものについていた。
「いらん。」
「せっかくから預かったんですから・・・。」
「わーい!からお菓子もらったぁ〜v」
悟空はとっととそれを受け取ると狭い部屋をドタバタ走り回り始めた。
「煩い!少しは大人しくしやがれ!!」
「悟空ほど喜んで・・・とまでは言いませんが、受け取って下さいよ。三蔵。」
「そーそー、チャンの手作りだゼ?て・づ・く・りv」
「美味しかったですよ。」
「うわっ、これスッゲーうめー!!」
「あのなぁ・・・」
「三蔵いらないなら、俺食う!!」
悟空が机の上に置かれた包みに手を伸ばしたので反射的にハリセンでその手を叩く。
「人のモンにまで手ぇだすんじゃねぇ!!」
「じゃぁそういう事で。キチンとへお礼してくださいね?」
「何?」
「受け取ったろ?三ちゃんv」
「おいっ!」
「それじゃぁ悟空、僕らは帰りますね。」
「うん、俺もにお礼考える!」
「じゃぁな、照れ屋サン♪」
「・・・テメェらぶっ殺す!!」
「・・・っクソ!」
俺はそれを元あった場所に放り込むと乱暴に引き出しを閉めた。
その時、視界の端に見覚えのある袋がある事に気づきそっと手を伸ばすと・・・それは悟空に預けたはずの・・・。
「・・・あっの馬鹿ザル!」
俺はそれを掴むと先に飛び出して行った筈の悟空の後を追うべく、アイツが今いるであろう家へと向かった。
結局悟浄の家まで行き乱暴にドアを開けると、そこでようやく届け物を忘れた事に気づいた悟空を見つけた。
俺が此処に来たら意味がねぇんだよ!
「もう食えねぇ〜・・・」
「ちっ、寝ぼけてやがる・・・」
夕食を腹いっぱい食った悟空を捨てていこうかと思ったが、今はそんな事よりいつ袂のものを渡そうかと言う事で頭がいっぱいだった。
「悟空いっぱいご飯食べたもんね。」
悟空は寝ている、悟浄と八戒の二人は星空を眺めている。
そんな中、だけが眠る悟空の方へ近づいてきた。
俺はの手を掴むと袂に入っていた物を半ば強引に押し付け、アイツラに気付かれない内にその場を離れた。
「・・・らしくねぇな。」
それは何気なく目に付いたもの。
説法の帰りに通った町の露天に並べられていた、1つのブレスレット。
アイツが何をやれば喜ぶとかそんな事は俺の知った事じゃねぇ。
ただ・・・目に付いた、それだけだ。
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三蔵裏ホワイトデーでした!
バレンタインのチョコレートは八戒達が後日渡しに行ってくれたようです。
それにしても悟浄・・・三蔵の逆鱗触れまくりな気がするのは気のせいでしょうか(笑)
三蔵が悟空の後を追ったのは、ヒロインが次いつ桃源郷に来るのかわからないからです。
ほら、あんまりヒロインと接触してないし話してないからどういう時に来るかよく分かってないんですよ。キチンとお返ししてくれるなんて・・・さすがお坊さん!律儀ですねぇ・・・。
短いし意味不明かもしれませんが、何故三蔵が悟浄達の家に駆け込み、更にその後早々に立ち去ろうとしたのかが伝われば嬉しいです。