「それじゃぁジープ、お願いしますよ?」
「キュ〜ッ♪」
今朝ががやってきたのを確認してから、前から準備をしていたホワイトデーのお礼作りのため台所に篭る。
以前バレンタインデーの説明の時に、が言っていた事を思い出す。
は僕らにチョコレートをくれた翌日に再びやってきた。
悟浄は昨夜中々眠れなかったのか、今もまだ起きてこない。
久し振りに二人でお茶をしている時、の世界の話になった。
「バレンタインデーは女の子の勝負の日。ホワイトデーは男の子の勝負の日なんだよ。」
「勝負の日・・・ですか?」
「うん、女の子が勇気を振り絞って告白して・・・で、そのお返事をホワイトデーにするの!」
「そう言うものなんですか?」
「んー・・・本命の場合はね。でも義理チョコの場合は単なるお礼って感じかな。ほら、人に物貰うと嬉しいじゃない?だからそのお礼。」
「あぁ、なるほど・・・」
は今日のおやつであるプリンを見ているほうが嬉しくなるくらい美味しそうに食べながら一生懸命バレンタインの説明を続ける。
「でもね、ヘンな一般例・・・みたいなのがあって、ホワイトデーはバレンタインに貰ったものの倍返しとか3倍返し・・・って言うのが一時期流行って、男の人は大変だったみたい。」
「3倍返し・・・」
「・・・喜んで貰えると嬉しいんですけどね。」
これまで共に生活していた事で大体の好みは把握できている。
僕は近所でも評判のケーキ屋さんから教えてもらったレシピを元に作り出した物を蒸し器の中に入れ蓋をした。
その間に今が旬の果物を洗い、綺麗に切ってガラスの器に盛り付ける。
そうこうしている間に・・・待ち人の声が居間から聞こえてきた。
「お待ちしてましたよ・・・。」
ふと自分が笑っていることに気づき、何故だか不思議な気持ちになった。
「ジープ?そこに八戒がいるの?」
「キュゥ〜」
できればには出来上がりまで知らずにいて欲しい。
そう思いジープを台所の入り口に置いておいたのだが、彼女はその意味を無意識に気づいてしまったらしい。
僕はジープを抱いているの姿を見つけると、いつものように笑顔で声をかける。
「その通りですよ。」
そう言うと表情豊かな貴女はきっと驚いた顔をするはず。
予想通りの反応を示したに、やんわりと台所立ち入り禁止令を出してジープと一緒にソファーへ向かわせる。
彼女が動く気配が無い事を確認すると、僕は蒸し器にかけていたプリンを3つ取り出した。
最初の1つは崩れてしまったが、最後に綺麗に出来たプリンを器に盛り付ける。
プリンアラモードのように色々な物が少しずつ乗せられたガラスの器。
に貰ったチョコレートの3倍返し・・・にはならないでしょうか?
それでも精一杯感謝の気持ちを込めて・・・
貴女の為だけに作ったデザートを贈ります。
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八戒裏ホワイトデーでした!
ヒロインがプリン好きな事、果物が好きな事など普段の行動をよく見てくれているからこそ出来る事。
・・・と言うわけでやはり八戒には手作りのお菓子を作っていただきましたv
ちなみにプリンのレシピを貰ったお店は悟浄が「天使の告白」を買いに行ったお店です(笑)
だからそのお店の事詳しいんですよ♪
きっと買い物に行った時とかにお店の人に会って色々話聞いたんでしょうね(笑)←井戸端会議!?
今までも普通にご飯を作っていましたが、ヒロインの為に何か作ったのはこれが初!(・・・のはず(汗))
八戒の優しさが伝わるといいなぁ・・・。