冷蔵庫にお茶のおかわりを取りに行こうと立ち上がったら、外から声が聞こえた。
「おい、開けろ〜」
その声を聞いてモニターを見るけど、画面は真っ暗。
っていうか、これってどう見ても手で隠してるよね!?
「ちょっと!景虎!直江!二人ともそこにいるんでしょ?」
ベルだけじゃ足りず、既にドアを直接叩いている様子に気づいて慌てて玄関へ向かい鍵を開ける。
すると、そこにいたのは…やはり、懐かしい二人。
「よっ、相変わらずちっこいな」
ぽんっと頭を撫でると、そのままずかずか家の中へ入っていく千秋。
「いや〜ん、ってば久し振りじゃな〜い!やだ、髪染めたの?」
ぎゅっと抱きしめると同時に変化に気づく…綾子。
「…う、うん…ってか、綾子…く、苦しい…」
「あらやだ、ごめんなさい」
抱きしめてくれるのは嬉しいけど、綾子の胸で窒息死っていうのは…世の男性には嬉しいかもしれないけど、女のあたしの死に様としてはどうだろう。
先に部屋に入った千秋はどうしているか気になって、綾子を伴って居間へ戻ると、まるで最初からいたように馴染んでいた。
「お、なんだよ景虎。エプロンなんかして、新妻修行か?」
「どこをどうみたら俺が女に見える」
「ま〜色々大変そうだなぁ〜」
「長秀、そこはさんの席だ」
「へいへい…」
「ねぇ、。もしかして景虎が作ったの?」
「え、あ、うん」
「へぇ〜…」
妙に意味ありげに高耶へ視線を向ける綾子の様子に首を傾げていると同時に、首根っこを高耶につかまれた。
「ぐえっ!」
「、お前ここ座ってろ」
そう言って高耶の席にあたしを座らせると、空になったコップを手に台所へ向かった。
「あ、オレビール」
「あ、あたしもあたしも」
「って、おまえら飲むのかよ!」
「あったり前だろ。お前のそのカッコを肴に飲む酒は、そりゃ〜も〜格別だろうさ」
「ねーおつまみないの?」
「ここは居酒屋じゃねぇっ!」
「…えと、高耶。多分冷蔵庫に貰い物の干物とか、あとお菓子棚に何かあるかも」
さすがに高耶一人を台所へ行かせるのは申し訳なくなってきて立ち上がろうとすると、不意に腕をつかまれた。
掴んでいる人物へ視線を向けると、千秋がじぃ〜っと見ているのに気づいた。
「千秋?」
「……お前」
「何?」
「…いや、なんでもねぇ」
「痛っ!!」
一瞬、何か言いたそうな顔したくせに、すぐに表情を変えてべしっと額をつつかれた。
「馬鹿虎に、ビール早く持って来いってせかして来い」
「でこぴんしといて命令!?」
「なんだ?もう一回食らっとくか?」
にやにや楽しそうに指を額に向ける仕草を見て、咄嗟に額を庇う。
そのまま立ち上がって台所にいる高耶に叫ぶ。
「高耶!千秋にはビールじゃないの飲ませよう!」
「おぉ!そうしとけ」
「はぁ!?」
「あはははは、何やってんのよ、長秀」
「おい、直江。こうなったら酒買って来ようぜ。お前も飲むだろ?」
台所の棚をあさって、ビール以外のお酒が何か無かったか探すあたしの横では、高耶が文句を言いながらもおつまみになりそうなものを冷蔵庫から探し出してお皿に盛り付けていってる。
結局、ビールは冷蔵庫に冷えたのが数本あったぐらいだったけど、それ以外にも貰い物の焼酎やら日本酒があったので、それをテーブルに出しちゃうあたしも…高耶に負けず劣らず、お人よしなのかもしれない。
だって、皆が訪ねて来てくれた理由が…なんとなく、わかるから。
ふと思い出したんですよ。
夜叉衆メンツに会いたいな、と。
そしたらつい、こー…ちゃかちゃか〜っと日記で書いたお話のリメイクです。
時間が出来たらば、この話も続きを書きたいと思うのですが、今はここまでってことで。
千秋と綾子と遊びた〜〜〜いっ!!!
というか、寧ろ千秋に遊んで欲しい!!
千秋が好きなんだーーーっ(笑)
…なので、またふと思い立ったら続きで遊ぶかもしれません(笑)