夜も更けてきた頃の梶原邸・・・・
屋敷の奥の部屋から話し声が聞こえてくる・・・

「・・・ねえ、弁慶・・・やっぱり今日はやめない?」

「何を言っているんですか?約束したじゃないですか?」

「そうだけど・・・やっぱり恥ずかしいし・・・」

薄暗い部屋で恥ずかしそうに赤くなり下を向く・・・

「大丈夫ですよ、ここにいるのはさんと僕しか居ないじゃないですかv」

そっとの肩に手をかける・・・

「さ、さん布団に横になって下さい。」

「あ、あのね・・・」

「なんですか?」

「あのね・・・私・・・は、初めてだからいたくしないでね?」
潤んだ眼差しで弁慶を見つめてくる・・・

「大丈夫ですよv僕がさんの嫌がる事をすると思いますか?」


私はして欲しい!!(執筆者心の叫び!(笑)


「?何か聞こえましたか?」

「??何も聞けえなかったよ??」

「それじゃあ気のせいですね・・・さ、とにかく布団に横になって下さいねv」

そしての手を引いて布団に寝かせる・・・
落ち着かないのか両手を胸の前で組んで不安げに弁慶を見つめてくる・・・

「(良い眺めですねv)」

「弁慶?」

「あまりにもさんが可愛らしいので見とれてしまいましたv」

「な!ヤダ弁慶ったら!!!」

「本当の事ですよv」
極上の笑顔で微笑まれて、恥ずかしくなって目を逸らす・・・

「それではさん、優しくしますので。」

「う、うん・・・優しくしてね?」

「重たかったら言って下さいね?」

「う、うん・・・弁慶少し重たい・・・」

「少し体重をかけ過ぎましたか、すみません。これぐらいで如何ですか?」

少し体をずらし負担がかからない様にしてあげる・・・

「うん、これぐらいなら大丈夫・・・」

「それでは失礼致します。(ニコッv)」

「え!?あ、はい、お願いします(照)」

そっと弁慶がの着物に手を伸ばす・・・

そっと帯を解く弁慶・・・室内に衣擦れの音・・・

「弁慶・・・さむい・・・」

「大丈夫ですよ、すぐに暖めてあげます。」

灯りに照らされて障子に映る重なる影・・・





「ん?何をしているんだ?」
ビク!っと景時・将臣・敦盛・ヒノエの4人がいた・・・

「シ!九朗静かに!」

声のトーンを大分落とした将臣が九朗を手招きする。

「皆でここで何をしている?」

将臣の注意を素直に聞いて皆のもとに近づく・・・

「ん・・・は・・・」
室内から艶やかな声が・・・

「!!」
驚いた時には将臣とヒノエに口と体を押さえこまれてしまう・・・

「静かにしろよ、折角良いところなんだからさ♪」
ニヤニヤ顔のヒノエに言われ真っ赤になりながらも口元の手を退けてもらう・・・

「(小声)お前達は何をしているんだ!!」

「何って・・・社会勉強?」

しれっと顔のヒノエが将臣を見る

「う〜ん、そうじゃねえ?」

とこれまたしれっと顔の将臣・・・

「すまない・・・私ではどうしても止められなくてこの様な事になってしまった・・・
本当にすまない、私がこの様なばかりに・・・」

悲痛な面持ちの敦盛が九朗に謝る・・・

この3人に行っても駄目だと思い景時を見る。

「ごめんね〜九朗〜俺も巻き込まれちゃったんだよね〜(苦笑)」

と、困り顔で九朗を見る

「へ〜その割には興味津々で大人しく聴いていたのは誰だろうね?」
人の悪い笑顔でヒノエが景時を見る。

「ま〜ま〜良いじゃないか、とにかく静かにしようぜ」
と、将臣の言葉に反論しようとした九朗が口を開いた時・・・

「つ・・・やだ・・・弁慶・・・」

「ふふふ、そうですか?さんの体は喜んでいるようですよ?
ではここは如何ですか?」

「は〜んvvそこ凄く気持良いよ〜弁慶vv」

「それは良かったですv」



室内から聞こえる声に固ずを呑む4人・・・

「ここは如何ですか?」

「弁慶・・・痛い・・・」


苦痛な声が聞こえてくる・・・

「そうですか・・・ここはもう少しほぐさないと駄目なようですね・・・
少し無理な体勢になりますが許して下さいね?」

と、凄く楽しそうな弁慶の声が聞こえてくる・・・

「ふ、っく・・・弁慶、苦しい・・」

「もう少しですので我慢してくださいね?」


5人が集中して聞き耳をたてていると、
近づいてくる足音が・・・




パタパタ・・・

「白龍〜待って〜」

「神子 はやく にもみせたい」

「ふふふ、白龍たらv」

「白龍、そんなに走ると危ないぞ」

はっとする5人
(ヒ)「どうする?まずくないか?」

(将)「ま、譲は良いとして、白龍と望美はまずいだろ・・・」

(敦)「では如何したら良いのだろうか・・・」

(景)「う〜ん・・・弁慶とちゃんが・・・とは言え無いし・・・」

(九)「当り前だろ!」

「「「「しー!!」」」」

「(小声)す、すまない・・・」

そうこうしていたら足音近づいて来た・・・

「?」

「白龍、如何したの?」

「あれ、何をしているんだ、兄さん達?」

もたもたしていたら見つかってしまう・・・

「や・・・何でも・・・」
気まずく5人は視線をただよわせる・・・

「「?」」


見計らったように障子が開く

「「「「「あ・・・」」」」」

「え?弁慶さん?」

「今晩は望美さん(にこv)
そして、皆さんは如何したんですか?」

と、固まっている将臣・ヒノエ・敦盛・景時・九朗に極上の笑顔で声をかける・・・

さんの部屋の前で何をしているんですか?」

「そんなあんたはの部屋で何をしているんだい?」

「おや、質問を質問で返すのは良い事では無いですよ?」

ヒノエと弁慶の遣り取りをみて、そっとその場から姿をけそうとしている者が・・・

「何処に行くんだい?兄さん?」

「や・・・そろそろ行こうかと思って、な・・・(苦笑)」

「おやおや、そんなに慌てなくても大丈夫ですよ。
貴方達5人にはお話がリますので、待っててくっださいねv」

・・・何故だろう・・・逆らえない・・・

・・・」

さんいます?」
そっと望美と白龍が部屋の中を覗く。

さん?」
布団に横になっているに気が付く・・・

「う〜ん?あれ?望美ちゃんと白龍??」
そっと起き上がり皆を見る

「あれ?皆如何したの?」

「ああ、起きましたか。」

「弁慶・・・あ、もしかして私寝てた?」

「ええそれは気持よさそうにv」

「(小声)おい、あんたは俺達がここに居た事知っていたんだろ?」

「(小声)おや?何の事でしょうね?」

「弁慶、有難うね〜凄く楽になったv」

「如何致しまして(二コリv)」

さん?何かして貰っていたんですか?」

「う〜ん、あまりにもこったから弁慶にお願いしてマッサージして貰っていたんだ♪」

「そうなんですか〜」

「私すぐこっちゃうから〜あんまり酷いと吐き気も来るんだ〜」

「大丈夫ですか?」

「うん、弁慶にやって貰ったら凄く楽になったv」

「本当に良かったですねv」


と望美の遣り取りを7人で見つめる・・・


「・・・そういう事か・・・」

「な〜んだ、肩揉みしてあげていただけか・・・」

「そうだったのか・・・」

「おや、皆さん如何なさったのですか?」
人の悪そうな顔で5人を見る・・・

「は、やだね・・・アンタの性格・・・全部俺達がしている事知っていたんだろ?」

「誉め言葉として受け止めます。
それではさん僕達はこれで失礼しますね?」

「本当にありがと!凄く助かったv」

「また辛くなったらいつでも言って下さいv
さ、皆さんは僕と一緒に来て下さいますよね?」

と5人を連れて何所かに向かう・・・

何処に行って何が有ったかは5人+1人しか分からない・・・





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【ホームワークが終わらない】にご参加下さりありがとうございました!
瑠璃さん、素敵弁慶、そして八葉をありがとうございましたーっ♪

誤解を生むシチュエーションのお約束、マッサージ。
弁慶がやってくれたら絶対気持ちいいだろうなぁ…
…してくれないかな、マッサージ。
今私、ガキボキなんですけども…(凄い音しそうな気がする)
ヒノエの社会勉強発言が楽しくて、巻き込まれたあっちゃんが不憫で(笑)
でも、こー皆が聞き耳立ててる様子が目に浮かびました。

こちら、喜んで懐に収めさせていただきます。
お忙しい中、本当にありがとうございました!!