「お前、何アイツと喋ってたんだ?」
「アイツって天川くん?」
珍しく足早に歩く幼馴染に首を傾げながら問いかける。
「そうだよ!あのインケンメガネだよ!!」
「その言い方はちょっと失礼だよ、和ちゃん。」
「アイツ首席で入学しといて、今まで殆ど講義に出てねぇんだぜ!それなのにレポートだとか課題で点数稼いでさ!ずるいじゃねぇか!」
「あー和ちゃんには無理だねぇ、それは。」
「うっせ!それにアイツ今まで誰とも話した事ねぇんだぜ?最初は外見で寄ってった女もみぃ〜んな無視でさ!何でと話す時はあんな笑ってんだ!?」
「知らないよ。それより和ちゃん、ちょっと歩くの早すぎ。」
右足を若干引きずりながら膝を押さえると、隣を歩いていた幼馴染の足が止まる。
「あ、ワリィ・・・」
「ううん。あたしの足が遅いだけだから・・・」
――― 気遣われるのは、いや。
でもそれを言うと心配性の幼馴染は自分を責めるから、言わない。
「とにかく、はもうアイツに近づくな!」
「そんなに嫌い?」
「嫌いって言うか、成績良し、顔良し・・・性格悪いのはまぁ良しとして・・・」
「性格悪いのはオッケーなの?」
「性格は俺様が一番いいからな♪それ以外全部出来てる人間は俺の敵だ!」
「はいはい・・・でも、天川くん優しいよ。」
「はぁ!?」
「にゃぁー」
「おっとミルクがお腹すいたって言ってるから今日は帰るねvクラブ頑張って、和ちゃんv」
「おっおい!」
まだ何か言いたげの幼馴染を残して校門へ向かって歩き出す。
可愛くて、優しそうな男の子だったのになぁ・・・天川太一朗くん。
最初見た時・・・泣いてたよね。
抱きしめてあげたい衝動に駆られて・・・思わずミルクにお願いして彼の所へ行ってもらった。
抱きしめてはあげられなかったけど、ハンカチを渡す事は出来た。
「・・・誰なんだろう、蝶子さんって。」
彼女、かな。
あんなに素敵なんだもん・・・きっと綺麗な彼女がいるんだよね。
ってどうしてあたしそんな事考えてるの!?
「ニャァー?」
「あーごめんごめん、大丈夫。さ、早く家に帰ってご飯にしよう。」
――― 彼の事考えると胸がドキドキする。
今までこんな気持ちになった事なんて一度もないのに・・・。
先に捕らえられたのは・・・どっち?
最後まで付き合ってくれてありがとうv
と言う訳で、今後書くか書かないか分からないから勝手に考えた設定ばらします(笑)
ヒロインはモンシロチョウのイメージ。
何故かと言うと、真っ白で純粋なように見えるけど心に傷を負っています。
それはオマケの中で膝を押さえてる・・・こと。
幼馴染の和ちゃん(詳細考えてないけど、多分ヒロインが好き(笑))と小さい頃遊んでいて、彼が原因で膝を痛めてしまって長い距離走ったり、激しい運動をするとすぐ転んでしまいます。
それを気にして幼馴染はいつもヒロインにべったり状態(下心はどうだか知らない(おいっ))
その傷がモンシロチョウの羽にある・・・あの黒い部分。
(ゴメン、虫全般苦手なのでじっくり見た事ないけど・・・確かモンシロチョウって羽に黒い部分あったよね?)
↑こんな人がこんな話を書いてはいけません(苦笑)
そして猫の名前が「ミルク」なのは・・・白猫だから(爆笑)
私のネーミングセンスのなさパート幾つ目か(笑)
猫らしくないくらいヒロインに懐いていて、一緒に隣歩いたりしますv
蝶子さんをずっと見つめているメガネ君のように、じっとヒロインを見つめてずっと側にいる可愛い雄猫です(爆笑)
・・・なぁ〜んか語ってるな、今回。
でも、取り敢えずメガネ君ドリーム書けたので満足ですv
また機会があれば・・・か、書きたいかも♪←メガネ君のあの性格と口調が気にいってるらしい。