うたた寝リレー小説
呪いの双六〜


呪いの双六2 投稿者:風見光

あれから暫く続いた王様の的確な指示により、部屋は見違えるように綺麗になりました。

八戒「ご苦労様でした。さ、ゲームを始めましょうか。」
悟浄・悟空・・三蔵「「「「・・・・・・」」」」

笑顔の八戒に反して、他のメンバーはちょっと疲れ気味みたいです。
皿洗い、部屋の掃除、衣替え・・・それに加え家中の掃除、庭の草抜き、台所の掃除・・・全部終えて動けなくなった彼らにいつもの笑みを携えて王様が美味しいお茶を入れてくれました。

さ、綺麗になったお家で双六の続きを始めましょう。

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6マス進む 涼香(三蔵)



みんなから綺麗にお化粧してもらいましょう♪
次の番が回ってくるまでメイクは落としちゃいけませんv

三蔵(10)悟空(8)悟浄(10)(13)八戒(9)

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Re: 呪いの双六2 風見光



三蔵が止まったマスの内容を見た瞬間、一気に疲れが吹き飛んだのか突然元気になる三人。

悟浄「だぁ〜っはっはっはっ!ちょっ、ちょっと待ってろ(笑)」
悟空「あははははっっ!!
うわぁっやりたいやりたい!!
八戒「・・・(苦笑)」

ご機嫌な三人を余所に、無言でコマを戻そうとする三蔵に八戒が声をかけた。

八戒「三蔵、コマを戻していいんですか?」
三蔵「俺の勝手だ。」
八戒「でも、戻してしまうと三蔵・・・ビリですよ?」
三蔵「・・・」
八戒「下僕、と言っている僕らよりも後を進むと言うのは・・・いかがなものでしょうか(にっこり)」
三蔵「くっ・・・」
八戒「それに確か、今は僕が王様なんですよね?」

そう言うと八戒はそれはもう綺麗な笑みを浮かべながら、三蔵にこう言った。

八戒「三蔵は次の番までコマに触れちゃいけませんw」

悟浄「おい!借りてきたぞ!」
「うわぁっメイク道具一式・・・」
悟浄「さぁ〜てっと、綺麗にしてやんぜ、三蔵サマw」
悟空「俺も俺もやる!」
「口紅はやらせて!!」
三蔵「てめぇら・・・」
八戒「だめですよ、まず下地をキチンと整えないと・・・」
三蔵「おいっ」
「ねぇ、口紅何色がいいかな?」
悟浄「あーその色は止めとけ、こっちの方がいいんでない?」
三蔵「人の話を聞け!!」
悟空「あ、俺これ使ってみたい!これ何?」
八戒「ビューラーですね。」
「三蔵睫長いから綺麗にカールつくだろうねぇ。」
悟浄「ぶははははっ」

それから30分ほど、聖天魔天両経文継承者、第三十一代目唐亜玄奘三蔵は下僕と呼ばれる人々+1名の手によって、それはそれは綺麗にお化粧して貰ったそうな。

三蔵「・・・てめぇら後で覚えてろ(怒)」
「・・・うわぁ、女として自信無くすなぁ(苦笑)」
八戒「の方が可愛いですよ?」
悟空「うんうん!の方が可愛いって!絶対!!」
悟浄「そうそう、アレと比べんなっつーの。」
三蔵「てめぇらゲーム終わったら覚えてろ(怒)」

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5マス進む 祐理(悟空)



次の番が来るまで、敬語で話ましょう。
間違った言葉遣いをした時は、直ちに指摘してもらい言い直すこと。
周りの人は指摘する際、気合を入れて注意してあげましょう。

三蔵(10)悟空(13)悟浄(10)(13)八戒(9)

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Re: 呪いの双六2 風見光



悟空「・・・けーご?」
八戒「敬語ですよ、悟空(苦笑)」
「早い話、八戒みたいに喋ればいいって事じゃない。」
悟浄「だな。」
三蔵「・・・」
悟空「おうっ!分かった!!」

スッパーーーーン(ハリセン一発)

悟空「いってぇ!」

バシーーッ(頭上からハリセン振り下ろし)

悟空「何すんだよっ!三蔵!!」

ベシベシ ゲシゲシ(ハリセン連打+足蹴り)

八戒「悟空、正しくは『はい、分かりました。』『痛いです。』『何するんですか、三蔵』ですよ?」
悟空「・・・え?」
「ほら、だから敬語で喋らなきゃいけないから、三蔵は間違えを教えてくれたんだよ。」
悟空「だったら殴る前に言ってくれればいいじゃん!」

ゴンッ(拳骨)

悟浄「『だったら殴る前に教えてくれればいいだろ。』」
「『それなら叩く前に教えてくれればいいでしょう。』」
八戒「『それでしたら、叩く前に教えて下さい。』・・・まぁこの場合お好きなのをどうぞ、悟空(にっこり)」

悟空への教育にはまだまだ時間がかかりそうだ。

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6マス進む 美姫(悟浄)



異性の方に「あーんv」と何でも良いので食べさせてもらってください。
貴方が「おいしい!」と言うまで続けましょう。

三蔵(10)悟空(13)悟浄(16)(13)八戒(9)

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Re: 呪いの双六2 風見光



悟浄「よっしゃ!!!」
「・・・あたし!?」
悟空「えーっずりぃよ悟浄!」
八戒「悟空『ずるいですよ、悟浄』です。」
悟空「・・・はい(TT)」
悟浄「な、チャンwオレに何かちょーだいw」
「悟浄急に元気になったね(苦笑)」
悟浄「おうよ!オレの為にあるようなマスじゃねェか♪」
「ん〜何かって・・・」

三蔵「・・・」(無言で激辛煎餅を差し出す)
「え?」
八戒「・・・」(無言で薬膳料理を差し出す)
「ちょっちょっと・・・」
悟空「・・・(喋ると訂正されるので黙る事にした)」(無言でシカ煎餅を差し出す)
「いや、悟空。それ人の食べるものじゃないし・・・さすがに可哀想だよ。」

、さすがに悟浄が可哀想と思ったのか、取り敢えず台所をあさって何か持ってきた。

「悟浄wあーんw」
悟浄「あ〜・・・って梅干かよ!!」
「好き嫌いはダメだよ♪」
悟浄「ンじゃ今度がこのマス止まったら納豆食わせるからな。」

ピタリと動きを止める

悟浄「やるっつったらやるゾ?オレは。」
「や、やだなぁ冗談だよw悟浄!!えーっとクッキー好き?」
悟浄「ん」
「あーん」
悟浄「あーんw」

満足そうな笑みを浮べにクッキーを食べさせて貰う悟浄。
「美味しい?」

悟浄「(声を出さず頷く)」
「???」
三蔵「・・・ヘタな小細工をするな。」
「小細工?」
八戒「おいしい、と言わなければずっとこのままだと思ってるんですよ。」
「あー成程!悟浄、賢い!」
悟空「納得する所じゃ・・・ない・・・よ。」
八戒「はい、良く出来ましたw」
悟浄「今まで散々な目にあったんだからたまにはイイだろうがっ!」
「・・・そう言えばそっか。じゃぁ悟浄、もう一枚クッキー食べる?」
悟浄「ん♪」
「はい、あ〜ん♪」
悟浄「あ〜んw」

目の前でバカップルのような光景を見ている三人。
やがて八戒が思い出したように声を上げた。

八戒「そう言えば僕まだ王様でしたねw・・・悟浄、今すぐおいしいと言って下さい。」
悟浄「え゛」
八戒「に二回も食べさせて貰ったんです。美味しくないはずがないですよね?」
悟浄「・・・はい(TT)う、美味かったです。」

悟浄の天下はクッキー2枚分だった。

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3マス進む 充



自分以外のメンバー一人ずつの手を握り「大好きだよv」と伝えてください。(が3,5,8,9のそれぞれ全員に対して、手を握り、個々に「好き」という言葉を伝える。)

三蔵(10)悟空(13)悟浄(16)(16)八戒(9)

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Re: 呪いの双六2 風見光



「・・・はい?」

一瞬動きを止めたとは対照的に、妙に嬉しそうな顔をする三蔵達。

「えっとぉ・・・マス、戻しても・・・」
全員「「「「却下!!!!」」」」

コマに伸ばした手を引っ込めてチラリと全員の顔を見る。
逃げられそうもない空気を悟って、意を決したは取り敢えずテーブルを挟んで目の前にいた悟空の手を取った。

「悟空・・・」
悟空「なっ何!?」
大好きw
悟空「・・・えっと、俺も好きw」

お子様の空気に染まる中、まずは一人目無事終了。

「・・・ご、悟浄。」
悟浄「ん?」
「えっと・・・」
悟浄「・・・ちゃんと聞いてやっから、もう少しこっち来いって。」

椅子ごと引き寄せられて思わず動きが止まる

「あの、ね。」
悟浄「ん?」
す・・・好き、です。
悟浄「・・・オレも好きだ。」

ニッと笑顔で頷かれポンポンと頭を撫でられ、思わず頬が染まる
それでも何とか二人目クリア。残るはあと二人・・・

「え〜〜っとぉ・・・」
八戒「はい(にっこり)」
「ま、まだ呼んでない・・・」
八戒「でも僕の事、呼んだでしょう?」
「・・・うん」
八戒「じゃぁこちらに来て下さい。」

悟浄の側にいたの手を取って自分の前に立たせる。

「・・・」
八戒「・・・(笑顔)」
「・・・あの、八戒。」
八戒「なんです?」
「目、閉じてて貰ってもいい?」
八戒「・・・分かりました(目を閉じる)これでいいですか?」
「うん・・・(深呼吸)
・・・八戒が、・・・好きで、す。
八戒「僕もの事、大好きですよ(目を開けてを見つめて言う)」

、一気に頬を染めて一時台所へ退場!
まだ少し顔が赤いけれど、最後の一人、三蔵の前に立って息を整える。

「あの・・・」
三蔵「・・・なんだ。」

じっと三蔵を見つめるだが、突然ふきだし背中を向ける。

三蔵「・・・」
「あ、ご、ごめん・・・あまりに綺麗だから・・・その・・・」
三蔵「・・・(眉間に皺)」
「やっぱりあたし、
普段の三蔵が好きかな(笑)
三蔵「・・・」
お化粧した美人な三蔵も好きだけどねw

バッシーン!!!

「いっつぅ〜・・・」
三蔵「八戒!とっととサイコロ振って終わらせろ!」

三蔵は、次の八戒の番が終わるまで顔の化粧が落とせないのであった。
ちょっとだけ幸せ気分になれたのは、もしかして三蔵サマ以外の人、かな?

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2マス進む 忍(八戒)



皆さんと親睦を深めましょうv
ということで、自分を含めた双六参加者全員の長所(だと思われるところ)を1つずつあげてください。

三蔵(10)悟空(13)悟浄(16)(16)八戒(11)

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Re: 呪いの双六2 風見光



八戒「そうですね・・・」

口元に手を当てて暫く考えるようなそぶりを見せた八戒だが、やがて顔をあげるとまず悟空に目を向けた。

八戒「悟空の素直な所はとても素晴らしい事だと思います。何に対しても素直に自分の思いを伝える、という事は実は簡単なようで難しい事ですから。」
悟空「・・・八戒。」
八戒「次に悟浄ですが・・・」
悟浄「あ〜・・・別にイイって、オレは。」
八戒「全員の長所という事ですから(苦笑)貴方の場合は・・・他人に対して優しすぎる所ですね。」
悟浄「・・・は?」
八戒「器用貧乏のクセに他人の痛みを自分の痛みのように感じて、自分の本当の傷みについては一切触れようとしない。」
悟浄「・・・」
八戒「僕から見たら短所に思えてしまいそうですけど、でも貴方のその優しさがなければ僕は今ここにいませんから・・・」
悟浄「だーっっ!!真顔でンな恥ずかしいコト言うな!(真っ赤)」
八戒「事実ですからwそして、貴女の長所はその存在です。」
「ほぇ?」
八戒「長所を1つずつあげろ・・・とありますけど、貴女の場合1つじゃ足りないんです。ですから、貴女がここでこうしていてくれる事が・・・僕から見た貴女の長所です(にっこり)」
「八戒・・・」
八戒「そして・・・おや?三蔵は?」
悟空「えっとあっち行ったよ。」
悟浄「化粧でも落としに行ったんじゃねぇの?クレンジングもねぇのにどうするつもりなんだか・・・(笑)」
「ねぇ八戒、三蔵の長所は?」
八戒「三蔵の長所は・・・一言では言えませんね(苦笑)」
悟浄「取り敢えず言っとけ。」
八戒「生き様、と言うか・・・言葉の重み、と言いましょうか・・・本当に難しいんですよ、彼の場合。悟浄は僕の命を助けてくれましたが、三蔵は僕を生み出してくれた存在ですから・・・。」
「・・・」
八戒「三蔵が三仏神様に進言して下さらなかったら・・・猪八戒は今ここにいませんでしたからね。」
悟浄「・・・」
悟空「・・・」

部屋の中をしんみりした空気が包み込み始めた瞬間、洗面所から怒鳴り声が聞こえた。

三蔵「てめぇら人の顔に何塗りやがった!」

その声を聞いて思わず顔を見合わせる。

悟浄「落ちねェんだ。」
悟空「うん。」
「・・・頑張ったんだ。」
八戒「クレンジングって家にありましたっけ?」
「・・・ない。だってあたし化粧しないもん。」
悟浄「はははっんじゃ中途半端に化粧落ちてんな、今(笑)」
八戒「笑い事じゃありませんよ。僕ちょっとお隣で借りてきます。」

そう言うと八戒はバタバタと家を飛び出していった。
八戒自身もちょっと照れくさいのかもしれない。
面と向かってこんな話をする事はなかったから・・・

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一回休み まい(三蔵)



隣の家事に巻き込まれて家が燃える。
一回休んで、水をコップ10杯のみましょう。

三蔵(10)悟空(13)悟浄(16)(16)八戒(11)

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Re: 呪いの双六2 風見光



三蔵「・・・」
悟浄「な〜んか急に双六っぽくなったんでない?」
悟空「うんうん。」
八戒「どうします、三蔵?飲みますか?」
三蔵「・・・あぁ。」
「じゃぁ10杯一気飲み!?」
悟浄「だぁ〜っはっはっはっ!
悟空「三蔵一気一気!(笑)」

囃し立てる悟浄と悟空をひと睨みし、八戒が持ってきたグラスに手を伸ばす三蔵。

三蔵「ふっ・・・馬鹿が。俺は暫く休みって事だろうが・・・その間に飲み干せばいいだけの事だ。」
「・・・三蔵頭いい〜」

と言う訳で三蔵は一回お休みです。

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2マス進む ★ はつえ(悟空)



…参加者全員に『はる』が来ます…


三蔵(10)悟空(15)悟浄(16)(16)八戒(11)

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Re: 呪いの双六2 風見光



悟空・悟浄「「はる?」」
八戒「何でしょうね?」
三蔵「・・・。」
「あーっっ!!」
八戒「どうしました?」

驚いて目の前にいる悟空の頭上を指差すにつられ、全員の視線が悟空の頭の上に集まる。
するとそこにあったのは・・・湯気を立てて美味しそうに皿に盛られている ――― 春巻き ―――

悟浄「だーっはっはっはっ!・・・って何年か前の漫画みてェなコトしてんじゃねぇよ!」
悟空「痛ぇ!何すんだよ!!」
三蔵「成程、な。」
八戒「・・・そう言う事ですか。」
「え?何々?」

三蔵と八戒がお互いの頭上を見ながらポツリと呟いたひと言に反応する

八戒「三蔵のイメージの『はる』はやはりそれですか。」
悟空「あ、三蔵の頭の上満開。」
「綺麗だねぇ・・・」

三蔵の頭上には淡いピンクの花をつけた ――― 満開の桜 ―――

八戒「桜も春の代名詞ですよね。」

にっこり微笑む八戒の頭上には ――― 黄色い菜の花畑 ―――

八戒「菜の花は見て楽しめますし、食べても楽しめますから・・・」
悟空「え!?食える花!?」
「おひたしとか美味しいよね〜。」
悟浄「・・・ホンットに堅実だよな、お前。」

さすが家計を預かる主夫の『はる』は一味違う。
それらの関連性に気付いた悟浄がハッと気付いたように頭上を手で隠そうとしたが既に遅かった。
三蔵が悟空の視界をハリセンで遮り、の視界を八戒が手で覆った。

悟空・「「えーっ?何々!?」」
三蔵「・・・この馬鹿が。」
八戒「そのままじゃないですか。」
悟浄「普通『春』っつったらこれしかねェだろうが!」

悟浄の頭上にはそれはもう色とりどりの綺麗な華・・・つまり ――― 綺麗なお姉さん ――― 
これまた見事な衣装を身に着けて浮かび上がっていたそうな。
勿論、即座に教育的指導が三蔵と八戒の手によって行われたのは言うまでもない。

そして最後にの頭上へ視線が集まると、全員が息を飲んだ。

「どしたの?」

目を覆っていた八戒の手をどけて全員の顔を見つめるが、何故か誰も目を合わせてくれない。

「ねぇってば!あたしの頭の上に何があるの!!」

悟浄のような事は考えなくても、何が頭上に現れたのか気になるは必死で尋ねるが誰も応えてくれない。
八戒は口元を押さえながらに背を向けて肩を震わせている。
三蔵も八戒同様背を向けながら、ノルマの水を手に持っているが飲む気配は感じられない。
悟空は両手で口を押さえながら顔を真っ赤にして涙を浮かべている。
悟浄は小さく肩を震わせながら机を叩いていた。

「ねぇ!何!!」

ひとり自分の状況が確認できないの頭上では、小さな黄色い花 ――― タンポポ ――― が一輪咲いていた。
しかもが動くたびにそのタンポポが風にそよぐように揺れるのだから全員の笑いが止まらないのも無理は無い。

それから5分後。全員の頭上にあった『はる』はポンッと言う可愛らしい音と共に消え去ったが、笑いの波はその後も暫く途絶える事は無かった。

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3マス進む。 まい(悟浄)



さて、懺悔の時間です。
ここにとまった人は、他の人一人ずつ(三蔵・八戒・悟空・の4人)に「実は〜しました、ごめんなさい」と過去の自分の悪行を懺悔しましょう。
因みに、懺悔された人が許せないと判断した場合は、天井から水が降ってきます。

三蔵(10)悟空(15)悟浄(19)(16)八戒(11)

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Re: 呪いの双六2 風見光



悟浄「・・・」

悟浄は無言でコマを3マス戻した。
何か突っ込みを入れようとか、止めようとか他の人達が思う間もないほど・・・その動きは早かったそうな。

「悟浄、よっぽどやましい事があるんだね。」
八戒「今度キチンとお話した方がよさそうですね。」
三蔵「あぁ。」

と言う訳で、悟浄がコマを戻してしまったので悟浄は3マス戻ります。

三蔵(10)悟空(15)悟浄(16)(16)八戒(11)

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4マス進む ★ 忍()



すこし息抜きをしましょう。
さて今、双六をしているメンバーをぐるりと見回して次の質問に答えて下さい。
1.赤色のイメージは誰ですか?
2.青色のイメージは誰ですか?
3.白色のイメージは誰ですか?
4.黄色のイメージは誰ですか?
5.紫色のイメージは誰ですか?

見目ではなく、あくまで貴女が思い浮かべる色のイメージで回答してください。

三蔵(10)悟空(15)悟浄(16)(20)八戒(11)

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Re: 呪いの双六2 風見光



「ん〜・・・イメージで、ね。」

マスに書かれているとおり、座っている人間の顔を見てから思ったままを口にする。

「えっと、赤色が悟浄で、黄色が悟空でしょ。三蔵が紫で・・・ん〜」

最後の一人、八戒を残しては首を傾げた。

「八戒は・・・青でも白でもどっちでもイメージに合う、気がするんだよなぁ(汗)」
三蔵「どうでもいい、さっさとしろ。」
悟浄「イメージだろ?何となくで、いいんじゃねェの?」
「・・・だよね。じゃぁ白で!!」

がすべて応えると、何処からともなく最初に聞こえてきたのと同じ機械仕掛けの音声が流れてきた。

イマ アナタガ コタエタノハ シンリゲームデス

それを聞いて興味津々となった一行だが、やがて部屋中に奇声とも悲鳴とも言えない声が飛び交う事となる。

アカノイメージハ アナタガ イチバン スキナヒト
悟浄「うっそ!!」
キイロノイメージハ アナタガ イチバン コドモニシタイタイプノヒト
悟空「・・・俺、の子供?」
八戒「ちょっと意味が違うと思いますよ、悟空(苦笑)」
ムラサキノイメージハ アナタガ エッチシテミタイタイプノヒト
三蔵「ほぉ・・・」
「嘘っっっ!ぜっったい嘘ぉ〜っ!(必死)」
シロイロノイメージハ アナタガ イチバン ケッコンシタイヒト
「きぃゃぁぁぁぁぁぁっっ!!!(赤面)」
八戒「あはは、光栄ですねw」

それら全て言い終えた後、機械仕掛けの音声はプツリと途切れた。
は恥ずかしさのあまり居ても立ってもいられず、まだ充分お替りの残っているポットを持って台所へと姿を消した。
残された面々はそれぞれにやけたり複雑な顔をしていたり、真剣な面持ちだったり、笑顔だったり・・・部屋は妙に異様な空気をかもし出していた。

ちなみに選ばれなかった
色のイメージの回答は『貴女が一番尊敬している人』だったとか。
さて、皆さんは如何でしたか?

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6マス進む ゆっこ(八戒)



誰もがすごした幼少時代、懐かしいあの頃にかえりましょう。
もう一度あなたの順番がまわってくるまで(元の姿に戻るまで)、その頼りない小さな手は大人が導いてあげて下さい。(子供になるのは振った本人か他のメンバー全員か、知能はそのままかどうか、それは神様の気まぐれです)

三蔵(10)悟空(15)悟浄(16)(20)八戒(17)

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Re: 呪いの双六2 風見光



「ほぇ?」

が首を傾げた瞬間、部屋が煙に包まれた。

「げほっ・・・」
悟空「、平気?」
「うん・・・悟空は?」

顔をあげるとの目の前で悟空がげほげほとむせていた。

「何だったんだろうね。」
悟空「うん・・・」

二人で窓を開けて煙を外に出し、席に着こうとした瞬間二人は動きを止めた。

悟空「・・・さ、さんぞぉ?」
「ごじょ・・・はっか・・・い?」

悟空との前にいるのは、コンパクトになった3人。
三蔵と八戒は何故か自分の手をしげしげと見つめており、悟浄は周囲を見回していた。
悟空がおっかなびっくりで小さくなった三蔵の前に行き、名前を呼ぶ。

悟空「・・・三蔵?」
三蔵「何ヘンな面してやがる。」
「三蔵、ちっちゃい・・・」
三蔵「ふん・・・どうやらお師匠様の元にいる時の姿、らしいな。」

用意がいいというか、準備がいいというか・・・小さくなった三蔵が着ていた服は体型に合わせて小さくなっていた。

「じゃぁ江流だね。」
三蔵「・・・あぁ。」
悟空「へ〜三蔵、俺よりチビじゃん。」
三蔵「ほぉ・・・(怒)」

江流もどうやらハリセンを所持しているらしい。と言うか三蔵が持ってた物が縮んだので、ハリセンも若干小さめだ。
普段なら怖くて近寄れないが、知識はそのまま姿形が江流となった悟空と一緒にいる姿はじゃれているようにしか見えない。
それを見たは苦笑しつつ隣に座っていた八戒に視線を向ける。
するとそこには・・・の知らない顔を見せる、八戒がいた。

八戒「どうやら修道院にいた頃、みたいですよ。」

そう言っていつものように微笑む八戒・・・だが、はその姿に思わず声を無くす。
修道院にいた頃の八戒・・・否、悟能は ――― 笑わない。
それが今、屈託のないいつもの穏やかな笑みを浮かべている。

「・・・」
八戒「?」
「・・・ううん、何でもない。」
八戒「・・・貴女を混乱させてしまいますね、この姿は。」

八戒は苦笑しつつも、いつも落ち込んだを宥めるように小さな手を伸ばし、の頭をそっと撫でた。
を落ち着かせるよう、温かい飲み物を入れに席を立った八戒の背に礼を言い、は最後に悟浄に視線を向けた。
三蔵も八戒も姿だけ江流、悟能の頃に戻り知識も今のままの状態だからきっと悟浄もそうだろうと思て軽く声をかけた。

「あはは、悟浄も小さくなったね。」
悟浄「・・・誰だよ。」
「え?」

何かに怯えるような目をして、何かあればすぐ逃げ出そうとする体勢で椅子に座る紅い髪、紅い目の少年。

「・・・悟浄?」
悟浄「ここ、何処だよ!母さんを何処にやった!!」

その声に三蔵と悟空が振り向き、台所に向かった八戒も慌てて戻ってきた。

――― 悟浄だけが、記憶すらも幼児期に後退してしまったらしい。

三蔵「ちっ・・・面倒な。」
悟空「なぁ、悟浄どうしたんだよ!」
八戒「困りましたね・・・」

苦悩する三人を余所に、はじっと悟浄を見つめる。
頬の傷が・・・ない。
そして何かに怯えつつも、見えない愛情を求める瞳。
カタンと音を立てて席を立つとは悟浄に手を伸ばした。

「悟浄・・・」
悟浄「寄るな!」

両手をクロスさせてガードしようとする悟浄をそっと包み込むようにが抱きしめる。

「大丈夫・・・大丈夫だから・・・」
悟浄「・・・」
「悟浄・・・」

いつもとは逆の立場。
泣き叫ぶ自分を必死で抱きとめてくれた悟浄のように、は悟浄が落ち着くまでその小さな体を抱きしめ続けた。

「・・・悟浄。」
悟浄「・・・」

数秒、数分、数十分・・・どれくらい時が経ったかも分からない頃。
の腕を振りほどこうとしていた悟浄の手が、震えながらゆっくりとの背に回された。

悟浄「・・・母・・・さん。」

消え入るような微かな声を受け、はそっと悟浄の髪をなでながらもう一度その体を抱きしめた。
悟浄の体の震えが止まったのを見計らって、悟浄のまだ傷の無い頬に手を添えると、まっすぐな紅い瞳を見ながら微笑んだ。

求めても得られなかった愛情を、が与える愛は求める物とは違うかもしれないけれど
今、悟浄にあげられるだけの愛を・・・はその名を呼ぶひと言に込めた。

「悟浄・・・」

それを聞いた悟浄が一筋の涙を零すと、まるで憑き物が落ちたような顔をして周囲を見回した。
そしておもむろに目の前にいるの泣き顔を見て声をあげた。

悟浄「・・・?な〜ンで泣いてンの?」
三蔵「・・・戻った、か。」
八戒「そのようですね。」
悟空「・・・」





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