うたた寝リレー小説
〜呪いの双六〜
呪いの双六3 投稿者:風見光
元に戻った悟浄が原状を八戒に説明して貰っている間に、は顔を洗って気分を落ち着かせるため席を外しました。
小さくなった三蔵も、周りの様子が変わって落ち着かない悟空のそばで煙草・・・ではなくお茶を飲んでいます。
それから30分後、ようやくいつもの雰囲気になった彼らは再び双六を始めました。
――― 現在の状態 ―――
三蔵、八戒、悟浄はそれぞれ江流、悟能、傷無し悟浄の外見です。
しかし、知識・記憶は現在とまったく変わりがありません。
(ようするに見た目だけ小さくなったと思って下さい)
これから1周はチビのままですので、それを生かしたネタを考えて頂いても結構です!
※恐らく、は見慣れない姿に戸惑うと思われます。
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6マス進む★ りどる(三蔵)
童心に戻ったところで・・・。
サイコロを振った人が鬼になって『かくれんぼ』をしましょう。
ちゃぁんとセオリーどおりに『もういいかい』『まぁだだよ』の掛け声もしないといけません。
三蔵(10)悟空(15)悟浄(16)(20)八戒(17)
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Re: 呪いの双六3 風見光
三蔵「・・・」
悟空「え?え?何!?」
八戒「かくれんぼですよ、悟空。」
「早く隠れなきゃ!!」
悟浄「ンじゃ〜なっ、三蔵サマw」
三蔵がコマを手に持ったままピタリと動きを止めているうちに、目にも止まらぬ速さで全員が三蔵の前から姿を消した。
三蔵「・・・」
容赦なくコマを戻そうとしたが、今現在の自分のコマが一番遅れているのを見て思いなおす。
三蔵「・・・もういいな!」
言葉は悪いが、その口から出る声音は少年特有の高さがあり若干可愛らしい。
それがどうにも居心地悪いようだが、取り敢えず席を立とうとするが回りから返事が無いので動けない。
三蔵「おい、もういいな!!」
全員「「「「もういいよ!!!!」」」」
さぁ、かくれんぼの鬼が動き出しました。
普段なら足音が良く聞こえる三蔵ですが、今は少年の姿なので体重が軽い所為でしょうか。
足音は殆ど聞こえません。
静かに洗面所へ向かい、ゆっくり風呂場の扉を開けます。
××「キュ〜」
××「しぃ〜、静かに・・・」
小さな動物の鳴き声が聞こえました。
三蔵は無言でお風呂のフタを開けて、そこに隠れていた人物の名前を呼びました。
三蔵「・・・悟空。」
悟空「あ゛・・・」
ジープ「きゅぅ・・・」
三蔵「てめぇの声は煩ぇんだよ。」
そう呟くと、三蔵は残りの3人を探すべく風呂場を後にしました。
次に三蔵が向かったのは悟浄の部屋です。
扉を開けるとそこは大掃除を終えた所為でしょうか。
普段とうってかわって綺麗な部屋になっていました。
三蔵「・・・」
三蔵は無言で窓に近づき、窓を開けました。
夏も終わり、秋が近づいた所為か夕方の風は少し肌寒く感じます。
そんな事全く無視して三蔵は暫く窓を開けたまま部屋の様子を見ていました。
××「・・・っっ!」
するとクローゼットの中から小さなくしゃみのようなものが聞こえてきました。
先程と同じように静かに扉に近づくと、三蔵はおもむろに扉を開けました。
三蔵「悟浄。」
悟浄「・・・やり方がセコイんじゃねェの?」
三蔵「ふっ、てめぇの隠れ方が単純なんだよ。」
悟浄「ンだとぉ?」
暫く睨みあっていた二人ですが、お互い幼い姿のままなのでどうも落ち着かないようです。
ため息をついた三蔵は残り二人を探すため、悟浄の部屋をあとにしました。
さてさて、その頃の二人は・・・?
「いいのかな?こんな所まで来て・・・」
八戒「大丈夫ですよ。双六の指示に『家の中でかくれんぼ』とは言われてませんでしたから。」
「う、う〜ん・・・」
二人は家を出て、庭を出て、家の様子が見える森の木蔭に隠れていました。
八戒「あぁ、でも少し寒そうですね。」
「日が落ちたからちょっと寒いね(苦笑)」
八戒「上着持ってくれば良かったですね。」
「そうだね。」
クスクス楽しそうに笑いあう二人。
けれどが小さなくしゃみをしたのを見て、八戒の笑みが曇った。
八戒「・・・すみません。」
「え?」
八戒「上着を貸したくても今の僕ではの肩に僅かにかかるくらいのサイズなんですよね。」
八戒が自ら着ていた上着に手をかけながら苦笑する。
確かに今の八戒の服は子供サイズだから、一応成人女性であるの体を覆うのは無理がある。
「気にしないで!大丈夫、すぐ三蔵が見つけてくれるよ♪」
八戒「・・・でも、暫く見つからないと思いますよ。」
「え?」
八戒「恐らく家の隅々まで探してから、悟浄と悟空と三人で外を探し始めると思いますからw」
にっこり笑顔で言い切る八戒の顔は少年なのだが、その背後に黒い気配を感じてしまうのは何故だろう。
はあまり八戒の背後を気にしないようにしながら視線を家へ戻した。
確かに人影は家の中をウロウロしていて、外に出てくる気配は無い。
その様子を静かに見守っていると、不意に小さな手がの頬に添えられた。
「八戒?」
八戒「僕が温めてあげます。」
「え゛?」
が驚くよりも先に、小さな八戒がしゃがみこんでいるの体を小さな手でぎゅっと抱きしめた。
「はっ八戒!?」
八戒「おや?温かくありませんか?子供は体温が高いはずですから、いつもの僕よりは温かいと思うんですけど・・・」
「いや、その、温かいけど・・・」
八戒「良かった。が風邪を引いちゃったら僕が怒られますからね。」
口調だけはいつもの八戒だが、少年らしい高い声に、小さな手・・・の頭が混乱し始めた。
自分の知識としてあるのは、冷め切った表情をした幼い悟能。
けれど今、目の前にいる悟能(八戒)は普段の八戒のままなのだ。
相手の気持ちを読み取るのが上手な八戒は、そんなの困惑に気付きその手を解いた。
八戒「・・・やっぱり落ち着きませんか。」
「いや、その、あの・・・」
八戒「早くいつもの僕に戻りたいです。」
「・・・1周、だけだよ?」
八戒「僅かの間でもを困らせるのは・・・嫌なんです。」
どこか寂しげな瞳をした八戒を見て、今度はが動いた。
先程、幼い記憶に退行していた悟浄を抱きしめたように、八戒の体を抱きしめる。
「ごめん!ちょっと混乱してて・・・八戒なんだけど、見た目が違って・・・ってどっちも八戒なんだけど・・・」
八戒「・・・」
「でもでも、大きくても小さくてもあたしは八戒が―――」
三蔵「見つけたぞ、。八戒。」
が最後まで言葉を紡ぐ前に、声色の高い三蔵の声がその会話を断ち切った。
と八戒が顔をあげれば、若干肩で息をする三蔵とその後ろには額に汗をにじませた悟浄と悟空がいた。
八戒の予想はことごとく当たったらしい。
三蔵「こんな所まで出てんじゃねェよ!」
八戒「外に出ちゃいけない、なんて書いてありませんでしたから(微笑)」
の腕から抜け出した八戒と三蔵が何やら話をしながら先に家に向かい、悟空と悟浄は寒さの所為か頬を赤くしたの手を取りながら一緒に家へ戻っていった。
の頬が赤い本当の原因を知っているのは・・・沈む夕日と八戒だけ・・・。
――― 修正・補足 ―――
※ 現在の進行状況です ※
・次の八戒の番が終わるまで、三蔵、悟浄、八戒はチビのままです。
三蔵(16)悟空(18)悟浄(16)(20)八戒(17)
次の人は↑コレ↑にサイコロの数字を足してください。
悟空の数字が変わってます!!
終了まであと数日!頑張って遊びましょう!?
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4マス進む 充(悟空)
「小さな子どもが泣いています、おんぶであやしてあげましょう♪」
→あなたか女性用のコマを使っている人が、現段階で一番背の低い人を背負って今居る建物の周りを5周しましょう。(悟空かがチビ三蔵(?)をおんぶして悟浄宅の周りを5周まわる)
三蔵(16)悟空(22)悟浄(16)(20)八戒(17)
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Re: 呪いの双六3 風見光
三蔵「・・・」
「おんぶか・・・」
悟空「じゃ5周も大変だろ?俺行ってくるよ!」
三蔵「・・・おい。」
悟浄「だな、日も落ちてきたし・・・」
八戒「一人じゃ危ないですよ。」
悟空「んじゃ、ちょっと行って来る!」
そう言うと悟空は席を立ち、三蔵に背中を向けてしゃがんだ。
悟空「三蔵!」
三蔵「・・・どうしろ、と?(眉間に皺)」
悟空「おんぶだろ?早く背中乗ってくれよ。」
バシーーーーーン!!!
江流(三蔵)特製、ミニハリセンが悟空の頭部を直撃しました。
小さくても使い慣れた三蔵の手にかかれば痛みはいつもと同じ。
背中を向けて無防備だった悟空は、床にペシャッと潰れてしまいました。
三蔵「何で俺がてめぇの背に乗らなきゃなんねぇんだ。」
八戒「そう言う指示ですから・・・」
三蔵「くだらん!」
悟浄「・・・お〜い、サル。生きてっか?」
悟空「ってぇ〜・・・分かったよ、戻せばいいんだろ。」
叩かれただけで三蔵の言わんとする事が分かるのは悟空くらいかもしれない。
と言う訳で、悟空がコマを戻してしまったので悟空は4マス戻ります。
三蔵(16)悟空(18)悟浄(16)(20)八戒(17)
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1マス進む 沙季(悟浄)
お絵かきタイムです♪
自分以外の人にサイコロを振ってもらい、一番小さい数字を出した人の似顔絵を書いてください。
どんな風に書くかは貴方の自由です。
三蔵(16)悟空(18)悟浄(17)(20)八戒(17)
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Re: 呪いの双六3 風見光
悟浄「・・・絵、ねぇ。」
面倒くさそうに頭をかきながら、一応紙とペンと探すため立ち上がった。
その間に残りの人間はサイコロを振る。
三蔵「3」
「1」
悟空「2〜♪」
八戒「5・・・という事はモデルは、ですね。」
「モデル・・・って、ただのラクガキでしょう?」
八戒「悟浄は案外上手いですよ、絵。」
「え?」
八戒「余程やる気になれば、ですけど。」
悟浄「お〜い、誰の似顔絵だ?」
悟空「だよ。」
悟浄「ンじゃ、ちゃちゃっと書いて先進みますか。」
八戒「じゃぁその間に温かいお茶入れてきますね。」
悟空「腹減ったぁーっ!」
八戒「はいはい、何か食べる物も必要ですね。」
三蔵「・・・」
八戒「その姿でビールは遠慮して下さい。」
賑やかな声と共に三人は台所へと移動していった。
残されたは悟浄に言われるままソファーに座り、緊張した面持ちで悟浄を見ていた。
悟浄「ンな緊張すんなって(笑)」
「だってモデルなんてした事ないもん。」
悟浄「ちゃんと綺麗に書いてやるってw」
「本当?」
悟浄「あぁ、ガキの頃は案外上手く書いてたゼ。」
「ふ〜ん・・・ってあたし、話してても平気?」
悟浄「あぁ。」
それから数分後、台所から戻ってきた三人に見守られながら描かれたの似顔絵は・・・誰もが納得する出来だったとか。
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2マス進む★ 美姫()
貴方に2つ飴をあげましょう。
1つは自分で食べてください。
もう1つはこのメンバーの中の誰かにあげてください。
三蔵(16)悟空(18)悟浄(17)(22)八戒(17)
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Re: 呪いの双六3 風見光
マスに止まった瞬間、空中からの手に二つの飴が降って来た。
「・・・飴が降って来た。」
悟浄「・・・マジ?」
八戒「何味でしょうね?」
悟空「すっげーっ!いいなぁ、俺もそこ止まりたかった・・・」
三蔵「・・・」
「えっと、誰かと分けるんだよね。」
飴を手にぐるりと全員の顔を見回す。
躊躇う事無く目の前にいた悟空に2個の飴を差し出した。
外見が幼く見える三人だが、味覚はどうだか分からない。
それなら普段から甘い物が好きな悟空と分け合うのがいいだろうと考えたらしい。
「悟空、一緒に食べよw」
悟空「え?いいの?」
「うん。どっちがいい?」
悟空「えっと・・・先に好きなの取っていいよ。俺、残った方でいい。」
悟浄「おーおー、サルが遠慮してるゼ(笑)」
八戒「レディーファーストですね。」
「じゃぁ遠慮なく選ぼ♪こっち貰うね。」
悟空「じゃ、俺こっち。ありがとw」
二人が笑顔で飴を口に入れた瞬間、同時に動きを止めた。
悟浄「・・・不味かった、のか?」
八戒「、悟空・・・大丈夫ですか?」
三蔵「八戒、とっとと次に進め。」
八戒「待って下さい、三蔵。二人の様子が変です。」
やれやれ、と言った様子でハリセンを取り出した三蔵はの頭を軽く、悟空の頭を思いっきり叩いた。
悟空「痛いなぁ三蔵!何すんの!」
三蔵「・・・?」
「・・・痛く、ねぇ・・・?三蔵何かワリィもんでも食った?」
八戒「?」
頭を抱え涙目の悟空と不思議そうな顔をした。
外見は全く普段と代わりが無いが、その言動がいつもと違う。
そうまるで―――二人が入れ替わった―――かのようだ。
悟浄「おいおい、いつから人マネするようになったんだぁ?」
悟空「マネなんてしてないよ!何言ってるの、悟浄?」
悟浄「・・・お前、さっきの飴で脳みそやられちまったのか?」
悟空「違う!あたしだよ!あたし!!!」
八戒「・・・はここにいますよ?」
「違うって八戒!俺は悟空!!あっちがで俺が悟空!」
悟浄「はぁ!?」
三蔵「・・・くだらん。」
八戒「まさか・・・さっきの飴が原因ですか?」
三蔵「そうとしか考えられんだろうが。」
悟空・「「えーーーっっ」」
悟浄「っと待てよ!サルはともかく、チャンずっとこのまんまってか!?」
八戒「困りましたね。」
三蔵「妙なもんを疑いもなく口にするからだ・・・自業自得だろ。」
「うっそ・・・俺、どうすればいいんだよ!さんぞぉーっ!!」
悟空「あたしどうすればいいの!?悟浄!八戒!」
必死な形相で(in悟空)と悟空(in)は頼りにしている人物へと縋りついた。
困ったのは縋りつかれた方である。
三人は、思わず声を揃えてまず最初にこう言った。
三蔵・悟浄・八戒「「「喋るな(喋らないで下さい)」」」
外見と言動の違いに耐えられなかったらしい。
結局二人が口にしていた飴が無くなったと同時に、二人は元の状態に戻りました。
あのまま一日、二日、中身が入れ替わっていたらどうなっていたか・・・と考えると、これからは不用意に目の前に現れた物を口にするのを止めよう、とは心に誓った。
悟空は・・・一日くらいは食べ物に用心深くなる、かもしれませんね。
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3マス進む 涼香(八戒)
他のメンバー全員でじゃんけんをしてもらい、
勝った人へほっぺにチューしちゃって下さいvvv
三蔵(16)悟空(18)悟浄(17)(22)八戒(20)
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Re: 呪いの双六3 風見光
かつてここまで緊張したジャンケンがあっただろうか。
悟浄「・・・たかがジャンケン。」
悟空「・・・うん。」
三蔵「・・・とっとと終わらせるぞ。」
「い、いくよ・・・」
八戒「やけに皆さん緊張してますね。」
そして運命のジャンケンが始まった。
――― 勝ったのは・・・
悟浄・悟空「「良かった・・・」」
「残念・・・と言うか、良かったと言うか・・・複雑(小声)」
三蔵「・・・」
一人チョキを出してしまった手をじっと見つめる、江流こと玄奘三蔵。
八戒「三蔵ですか・・・」
悟浄「さくっとやっちまえよ(笑)」
悟空「え?マジでやんの!?」
「本気!?・・・ってでもほっぺだもんね。」
八戒「じゃぁ三蔵ちょっとこっちに・・・」
三蔵「遠慮する。」
八戒「頬ですよ?」
三蔵「結構だ。」
八戒「・・・即答ですね。」
三蔵「当たり前だ。」
緊張した空気の中、八戒は三蔵に背を向けるとコマに手を伸ばした。
八戒「コマ戻しますよ(苦笑)」
と言う訳で、八戒がコマを戻してしまったので八戒は3マス戻ります。
三蔵(16)悟空(18)悟浄(17)(22)八戒(17)